2022.09.08
2022.12.27
自宅でキャンプ!?広いバルコニーを利用してベランピングを楽しもう!
近年のアウトドアブームで、ソロキャンプやグランピングなど、「キャンプ」に注目が集まっていて、それを楽しんでいる方も少なくないでしょう。
そんななか、マンションのベランダの活用方法として「ベランピング」という「ベランダ」+「グランピング」というアクティビティも生まれました。
本稿では、そのベランピングについて、必要な道具、守りたいルールについて解説します。
- 目次
ベランピングの魅力とは?どんな楽しみ方があるの?
自宅のベランダでくつろいでもいつも見ている景色だし、自然があるわけでもないし面白いの?と思われる方もいるかもしれません。
そんな方にも分かりやすいようにベランピングの魅力を解説します。
ベランピングの魅力とは?
ベランピングの魅力は手軽にゆっくりできることです。
キャンプでは荷作りや移動に時間をかけ、大荷物をキャンプ場に運んだうえで設営し、そこにいたるまでの労力は小さくありません。
ベランピングではリビングを一歩出るだけの身近な空間を利用するので、手軽にゆっくりとした空間を楽しめます。
荷物を運ぶ苦労も感じず、忘れ物にがっかりすることもなく、片付けも簡単にできるベランダだからこそ手軽さを感じられるでしょう。
リビングの延長としてのバルコニーを楽しむ
意識してベランピング空間を作り上げなくても、
リビングの延長としてデッキチェアやテーブル、ソファの代わりのハンモックを置くだけでもバルコニーをリビングとしての利用もできます。
また、お部屋と同じタイルを敷き詰める工夫でお部屋を広く見せることもでき、その広さがあれば大人数でのホームパーティーも楽しめるでしょう。
バルコニーを上手に活用して、リラックスしたおうち時間を楽しむのも良いですね!
趣味の空間としてのバルコニー活用
バルコニーではベランピングに限らず、いろいろな活用方法で楽しめます。
たとえば、自転車が趣味ならば、広々バルコニーで手入れや整備することも容易です。
朝からロードバイクでサイクリングに出かけ、帰宅後は手入れや整備、キレイになったロードバイクを眺めながら家族とリビングで食事を楽しむ、
そんな理想的な休日を満喫できます。
バルコニーでお茶とお菓子を楽しむ、
バルコニーで読書、
タブレット端末を用いて映画鑑賞など、
開放的な場所で趣味を楽しむだけでも、いつもと違った刺激があるでしょう。
自宅にいながらキャンプ気分!子どもとテント泊にチャレンジ!
キャンプの醍醐味といえば外にテントを張って、テント泊することではないでしょうか?
広いバルコニーならばテントを張ることも不可能ではありません。
さすがに家族4人で寝られるような大きなサイズは難しいですが、お父さんと子どもで寝られるような2~3人用のテントならば十分に張れるスペースがあるでしょう。
もし、寝られなくても、夜トイレに行きたくなってもベランピングなら安心です。
これから親子でキャンプに取り組みたいとお考えならば、練習としてベランピングから始めてみてはいかがでしょうか?
ベランピングに必要なアウトドア用品とは?
ベランピングに取り組むならば、どうしてもキャンプグッズをそろえたくなるものです。
しかし、「沼にハマる」とまで表現されるキャンプグッズには多種多様なものがありますが、何をどれだけそろえれば良いのでしょうか。
椅子とテーブルがあるだけでも楽しめる!
ベランピングだからといって気合を入れて何から何までそろえる必要はありません。
椅子とテーブルがあるだけでもベランピングは楽しめて、
最初はダイニングで使用している椅子をバルコニーに持ち出して、座ってお茶を飲むだけでも良いと思います。
最低限ならばアウトドア用の椅子やデッキチェアとテーブルを用意します。
さらにグッズを充実させるのならばソファの代わりにハンモックがあると良いかもしれません。
ロースタイルならばラグ、レジャーシートを敷き、座卓の設置だけでも大丈夫です。
バルコニーにリビングを作るイメージで考えてみましょう。
雰囲気を出したいときはランタンなどの小物をそろえよう!
座るところ、くつろぐところができれば、その後は雰囲気づくりに注力します。
床面にウッドデッキを敷き込んだり、観葉植物を設置してみたり、ウッドデザインの小物棚を設置し、キャンプ道具を並べてみるのも良いでしょう。
また、LEDランタンを設置し、夜になれば明かりを灯して見るのも雰囲気づくりに役立ちます。
ランタンの光で照らされるとそれだけでも落ち着くものです。
小物を置くときのポイントは、重量がそんなにない、すぐに片付けられるものを選択することです。
マンションの廊下はあくまで共用部分ですし、雨が降ったときの片付けも考えておくと良いでしょう。
テント選びは自立式テントがおすすめ!
バルコニーでテント泊をするときに用意したいのは自立式テントです。
テントには自立式と非自立式の2種類があり、自立式ではテントを固定しなくてもテントとして利用できます。
非自立式はポールやガイロープ、ベグなどを用いてテントを固定する必要があり、バルコニーでは固定する場所に苦労してしまうでしょう。
まさかペグはバルコニーに打ち込むわけにもいかないので、非自立式をバルコニーで使用するのは難しいでしょう。
自立式テントは機能的な見た目で、キャンプの雰囲気には合わないと考える方もいますが、非自立式テントを設置するのも非現実的なので、そこは妥協すべきポイントです。
これだけは気をつけよう!ベランピングの注意点!
ベランピングの魅力や必要な道具を紹介しましたが、ベランピングをするならば必ず押さえておきたいのは、ベランピングの注意点です。
マンションならではのルールもあるので、よく確認して、トラブルが起きないようにしましょう。
バルコニーは共有部分です
マンションにおけるバルコニーは共用部分で、基本的には廊下と同じ扱いです。
専用使用権といってその部屋の住人しか利用できないことにはなっていますが、非常時には避難通路になるので、避難の妨げにならないようにする必要があります。
また、マンションのバルコニーは外観にも影響する場所なので、ベランピングのための装飾を過剰にしすぎることは管理規約で禁止されています。
大前提としてバルコニーは共有部分であることを覚えておきましょう。
管理規約を確認しよう!
バルコニーは共有部分の扱いであることは基本的に一緒ですが、管理組合で別に定めた管理規約でバルコニーへの物の設置が禁止されていることがあります。
ベランピング中に利用している椅子やテーブルならば問題はないかもしれませんが、タープやサンシェードなどは設置しないほうが良いでしょう。
たとえばマンションが線路沿いや幹線道路沿いに立地している場合、落下物による事故を防ぐために洗濯物以外を置くことすら禁止されているケースもあります。
ベランピングする際には管理規約を確認し、管理規約でも分からない場合は管理会社や管理組合に相談するくらい徹底しトラブルが起きないようにしましょう。
火気の使用は厳禁!
一般的にバルコニーでは火気の使用が禁止されています。
キャンプの醍醐味であるたき火や炭火でのバーベキューはもちろんのこと、火を使ったランタンの利用もおすすめはできません。
風が吹けば火の粉が舞う可能性もありますし、万が一の状況が大惨事になりかねないので、小さい火だとしてもやめておきましょう。
ちなみに、最近ではバルコニーでたばこを吸うことも禁止しているマンションがあります。
ベランピングをするにしても火気の使用は厳禁だと考えておきましょう。
ホットプレート利用だとしても配慮が必要
火気の使用が禁止されているのならば、室内から延長コードで電源を持ってきて、ホットプレート調理をすることはどうでしょうか。
管理規約で明確に禁止されていなければできそうな気もしますが、調理することで煙や臭いが上階やお隣に流れる可能性があります。
そうなると洗濯物に臭いが付いたり、室内に臭いが流れたりと迷惑がかかることもあるので、基本的には使用しないほうが良いと言えます。
使用するにしてもお隣や上階の住人にはひとことで良いので連絡を入れておいてください。
ルールを守って広いバルコニーでベランピングを楽しもう!
日常から一番近い場所で非日常を楽しむベランピングは、手軽にアウトドアを楽しむ方法ですが、管理規約などのルールを守ることは重要です。
あくまでバルコニーは共有部分なので、あまり極端なことをしないようにしつつ、広いバルコニーでベランピングを楽しみましょう!